九重飯田高原の星生ホテルで入浴しました。
「山恵の湯」は昨年の秋に立ち寄って以来3度目の入湯になる。
場所はくじゅう連山の裾野に広がる長者原飯田高原にあり、
「山恵の湯」は九重星生ホテル内にある。
九州では最大級の露天風呂で、温泉好きや登山者に親しまれる温泉だ。
受付で入浴料金を支払い、階段を下りると浴場がある。
浴場には内湯もあるが、スルーしてまずは露天風呂に行く。
くじゅう連山を眼前に望む絶景露天には、4つの温泉を使った6種類の湯船がある。
1つ目は、自然石を配した大露天風呂。
20名以上が浸かれる広さがある。
泉質は単純硫黄冷鉱泉
源泉温度24.1℃ PH値5.2
加温方法は解らないが湯温は40度くらいで適温。
青みを帯びた湯中には大量の湯の花が乱舞しており、
湯面に漂う硫黄臭が温泉気分を高揚してくれる。
2つ目は含鉄泉の桶風呂。
4~5名が浸かれるくらいの広さがある。
泉質は酸性・含鉄ー硫酸塩・塩化物泉
源泉温度47.9℃ PH値2.1
淡緑色した湯は酸性泉効果で皮膚に硬い刺激を感じる。
飲泉するとレモン水のような強烈な酸味であった。
3つ目は4名が浸かれる広さの冷鉱泉。
泉質は単純硫黄冷鉱泉
源泉温度17℃ PH値4.6
澄みきったブルーの冷泉は体が硬直するほどの冷たさ。
ここも湯中に湯の花が舞い、微かな硫黄臭を発している。
4つ目は単純温泉の浴槽。 5~6名位浸かれる広さ。
湯縁は温もりを感じる檜造りだ。
泉質は単純温泉(噴気泉)
源泉温度94.1℃ PH値6.8
湯温は40℃位で適温。無色透明で肌への刺激も少ない。
硫黄泉や酸性含鉄に浸かったあとの湯上りとして浸かると
皮膚の弱い人には理想的な入浴方法となりそうだ。
露天には他に単純泉を使った
「打たせ湯」 と
「ジャグジー風呂」 もある。
内湯の大浴場。20名位が浸かれる広さがある。泉質は硫黄泉。
内湯からも雄大な景色が眺められる。
色々な種類の湯船に浸かれ、
掛け流しの新鮮な湯と大自然を満喫できる
一粒で何度も美味しい「山恵の湯」。
山々が深紅に染まる10月はくじゅう登山計画中。
下山後の入浴が楽しみである。
【山恵の湯】 情報
住 所 : 大分県玖珠郡九重町田野230
電 話 : 0973―79―3111
時 間 : 10:00~20:00
休 み : 年2、3回メンテ休館あり 要確認
料 金 : 大人800円 小人500円
入浴後、敷地内にある食事処「馬酔木」(あせび)茶屋で昼食をとる。
古民家風の店内は、囲炉裏を囲んだ光沢ある板張りのお洒落な造り。
メニューから今回選んだのが「海老天蕎麦ランチ」(1200円)
標高1000mを越える絶景の地で海老天は如何なものかとも思ったが、
味は
抜群の旨さ であった。
[2回]