湯の児温泉「山海館」で入浴しました。
薩摩おれんじ鉄道水俣駅から車で10分、海岸線に建ち風光明媚なロケーションと
手掘りの洞窟風呂が有名な老舗旅館である。
6階の位置になるロビーからエレベーターで1階まで降りると海岸にでる。
オレンジ色した新館の隣には創業昭和30年木造5階建ての旧館
「磯館」が現存しており、
唐破風や千鳥破風づくりの重厚な和風建築様式が当時の栄華を創造させてくれる。
洞窟風呂は新館エレベーターを降りて旧館の長い廊下を進んだ奥にある。
男女湯は固定式になっている。男性側の脱衣場は木目を活かした落ち着いた雰囲気
洞窟の湯船の中から見た洗い場。
脱衣室のドアを開けて浴場を見た写真。
荒々しく削られた洞窟が薄明かりに照らされとても幻想的。
歩く波で揺れる白濁した湯の道が20メートルくらい続いている。
天井も高く掘られているので圧迫感をまったく感じない
洞窟の中間くらいでこのような表示の扉があった。
男女の洞窟風呂は入り口は別だが、途中で交差する造りになっており、
この先の露天風呂までが時間帯で女性限定になるようである。
洞窟風呂を進むとガラス越しに青い空とオーシャンビューが観えてきた。
自然光が差し込むここにも洗い場があり、使い勝手が良い。
FRP製の露天風呂である。8名くらいが浸かれる広さがある。
浴槽には水中ライトが埋め込まれていて夜間入浴はとても神秘的な光が浮かび上がるのだ。
宿泊した者だけが味わえる特権というやつなので、カネと時間を捻り出して
いつか泊まらなければと思うのであった。
眺望がすばらしい!
今日は真夏の暑さのせいで海風もモアッとしていてあまり快適?とはいえなかったが、
山間部に住む僕にとって海は憧れの地であり、日よけ用のタオルを頭に乗せ、
海潮の匂いを嗅ぎながら展望露天をゆっくり楽しませてもらった。
泉質はナトリウムー炭酸水素塩・塩化物泉 旧称 : 含食塩重曹泉
源泉温度52.3度 PH値6.8 成分総計2084g/㎏ 地下150mからの湧出量210ℓ/min
石灰華した析出物がお見事である。 源泉掛け流しでこれだけ無色透明な湯が湯船に
はってあるということは 注入量が多く、酸化が進んでいないということなのだろうか。
飲泉すると、淡塩味と金気味を感じた。炭酸味はほとんどない。但し、これはあてにならない。
なぜならほぼ毎日長湯温泉の炭酸泉を飲んでるため微妙な炭酸味を繊細に感じられなく
なっている可能性もありうる僕の舌。
湯質は非常に柔らかく湯上り後に肌がつるつるした感触になる、
所謂美人湯 ということだ。
男性湯には乾燥サウナがあり、時間帯で女性も使えるようだ。
洞窟温泉で僕が過去入湯した中でも
最高ランクの温泉だった。
【湯の児温泉「山海館」】情報
住 所 : 熊本県みなまた市浜4083
電 話 : 0966-63-1092
時 間 : 10:30~14:30
休 み : 無休 ※メンテナンス休み有り
料 金 : 大人700円 小人400円
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