博多温泉 「富士の苑」 で入浴。
【 那珂川から見た旅館 。奥の高い建物 】
博多温泉 「富士の苑」は福岡市の都心部ではめずらしい
源泉掛け流しの温泉旅館で、
天神・中洲繁華街からほど近い好立地もあり、本物を求めて連日温泉好きが足を運ぶ。
【 入口 】
本線から住宅が建ち並ぶ狭い路地に入り進んでいくと玄関が見えてきた。
【 玄関 】
館内に入り、まず有料下足ロッカー(100円)に履物を入れてフロントに向う。
フロントでは入湯手続きの際、下足ロッカーの鍵を渡すと入浴料から100円分を引いた金額の
入浴券を購入するよう言われたので、券販機で買って渡す。入浴時間にも料金の差があるようで、
僕は1時間以内の入湯でお願いし、浴場のある下階へ進む。
脱衣室は清掃が行届いており、無料ロッカーやドライヤーなど備品も充実している。
【 内湯 】
浴場は
多くの入湯者で溢れ返っていて、内湯、洗い場、露天ともいっぱいである。
空いてる時間を想定して10:40に訪問したのだが、大はずれであった。それでも様子を
伺いながら何とか内湯で一息付く。
湯船の底は水色のタイル貼りで、8名くらいが浸かれる広さ。ジャグジーが一箇所備わっていた。
湯温は40度前後と適温。ただ、塩化物泉であるが故に速攻汗が噴出してくる。
泉質は カルシウム・ナトリウムー塩化物泉 旧泉質名 : 食塩泉
源泉温度45.4度 溶存物質5044.9㎎/㎏ 湧出量138㍑/分 (低張性・中性・高温泉)
+イオン Na:984.8 Ca:901.3 K:13.0
-イオン Cl:2749.0 HSO4:314.7 HCO3:21.3
浴用として、切り傷、慢性皮膚病、慢性婦人病などに効果が期待される
飲用では、慢性消化器病や慢性便秘などに効果が期待される
内湯の所からサッシ扉を押して入ったところが、源泉が最初に注がれる
「一番風呂&低温サウナ」 で、湯温は43度と内湯よりかなり熱めだが、新鮮さが
ビンビン肌に伝わってくる良泉だった。
また、部屋が密閉されているので、立ち上がる湯気で
サウナ状態になっている。
ひとしきり汗を掻いた人は、露天にあるこの水風呂
にぶっ飛んで入湯している。この水風呂は
地下水だろうか、かなり冷たい。
かかり湯や上がり湯に使える温泉のカランがあり、当温泉では上手な入浴方法として、温泉の
シャワーを使うことを推奨している。温泉でないシャワーを使うと身体に付着した温泉成分を洗い
流してしまうため効果が薄まるのだそうだ。
なるほど である。 但し、温泉のカランを使うと石鹸
の泡立ちが悪いので、そのような時に白湯カランを使用すると良い。
露天風呂である。温度は39度~40度。U字型で浅めになっている。
見上げると10階建ての立派な旅館が見え、仕切りは網目のネットのみなので、穏やかな日差しと
心地よい風が露天内に吹き込み、思わず居眠りしてしまいそうになるくらい気持ちいい。
露天風呂の湯口は水風呂の脇から流れており、湯量もかなりのものだ。
奥壁には飲泉できる湯口とコップがある。飲んでみると、強い塩味の中に微かな苦味と金気臭を
感じた。お湯は無色透明で、さらっとした所謂
「保湿の湯」である。
2階には風呂上りにゆっくり寛げる無料休憩所もある。
人口100万人を超える大都市には珍しい天然掛け流しで、加水、加温、循環など一切行っていない
噂に違わぬ名湯に出会えたのは、まさに九州温泉道制覇にチャレンジしている恩恵だと感謝する。
今日も大都市の中のオアシス頂戴しました! 《博多温泉「富士の苑」》情報
住所 : 福岡県福岡市南区三宅3丁目19-7
電話 : 092-551-4126
営業 : 10:00~22:00
休み : 火曜日(16:00~22:00入浴のみ営業)
料金 : 1時間コース 大人400円 小人300円
2時間コース 大人600円 小人500円
休憩コース 大人800円 小人600円(10:00~17:00)
石鹸・シャンプー・ドライヤー・ロッカー有り
宿泊 : 1泊2食9150円~
食事 : 宴会食事 昼3150円~ 夜4200円~
ゴルフ練習場 平日2時間打ち放題 1000円 (温泉入浴特典付)
[1回]
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