黒川温泉
「帆山亭」で入浴しました。
「帆山亭」は、九州自動車道熊本IC から車で約1時間、全国的にも人気の高い
黒川温泉郷に点在する宿の一つ。
筑後川の源流沿いの緑に囲まれた閑静な処に建ち、
11の離れ部屋全てに露天風呂と内湯がある泊まり客に人気の宿だ。
ここが母屋。
熊本県らしくクマモンが入口で出迎えてくれた。
大露天風呂は
「天狗の湯」 と
「仙女の湯」 があり、
今日の男湯(混浴)は「仙女の湯」であった。
脱衣場は黒川温泉郷でよく見られる木製棚に籐籠の落ち着いた造り。
燻した竹筒をドライヤー入れにしていたり、ゴミ箱に「護美箱」と表したりと
なかなか演出が凝っている。
渓流沿いにある「仙女の湯」露天風呂。
浴槽は
熱湯 と
ぬるめの寝湯、
湧水風呂 の3槽に分かれている。
残暑厳しい中、川風で揺れる木々から漏れる日光はとても柔らかく 心地よい。
泉質は 含硫黄―ナトリウム―塩化物・硫酸塩泉(中性・低張性・高温泉)
源泉温度 78.6℃ 湧出量37.2㍑/min
湯温は実測37.8℃でゆったりと長湯ができる。湯質も硬さがなく万人向けする湯だ。
湯色は無色透明だが、表面に僅かな緑白色が見られる。
右の写真は湧水風呂。水温19℃と冷たく、指先がジンジンと痺れる感覚が堪らなかった。
露天に飲泉ができる場所があり、味わってみると微量の硫黄味を感じたが、
飲みづらさは無かった。大人2杯までと書いてあったが一気に4杯飲み干した。
「仙女の湯」から見えた「天狗湯」清掃時間だったらしく暖簾も外されており、
女性客がいないのを確認してパチリ。
撮影した境界には小さめの仕切り板があり固定されているので出入りできない。
混浴風呂となれば入り口は一緒ということになるのであろうか ……
湯屋の入り口に掲示されていた温泉分析表。(平成7年時)
一方で「仙女の湯」の脱衣室に掲示してあった分析書(平成17年時)は
泉質 単純温泉
源泉温度28.7℃ 湧出量142㍑/min PH値6.9
湧水の分析書ではないので、2つの源泉を混合した湯が浴槽に使われているのだろうか?
次回の訪問時に真相を明らかにしたい。
【源流の宿「帆山亭」】情報
住 所 : 熊本県阿蘇郡南小国町東奥黒川温泉6346
電 話 : 0967-44-0059
時 間 : 8:30~20:30
休 み : 無休
料 金 : 大人500円 小人300円
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