別府海浜砂湯に行ってきました。
「別府海浜砂湯」は、国道10号線沿いの別府駅と亀川の中間、
上人ヶ浜海岸にある市営温泉。
開所して約30年、別府温泉の
顔として観光客や温泉好きに愛され続けている施設だ。
10:30に到着し受付をすると既に順番待ち状態。グループや夫婦の方達が僕の後から
次々受付にくる。これはかなり待たされるぞ‥と思ったが、折角来たんだからと椅子に
腰掛け、『市営温泉めぐり』のパンフレットを取り出して気長に待つことにする。
10分ほど待つと受付の方から声がかかり、渡された浴衣を持って男性の暖簾をくぐる。
ラッキーなことに、砂湯スペースが一人分だけ空いていたそうだ。
脱衣室のロッカーに衣類を押し込み、青い大きめの浴衣(女性は赤)に着替えて砂場に向かう。
別府湾が一望できる海辺に、長さ10メートル、幅6メートルの砂場が2面。奥の砂場には8名の客が
頭だけ出した状態で生き埋めされていた。手前の砂場は温泉に浸されていて湯気を上げている。
まず、砂場に70度前後の温泉をはり、砂が適温になったところで湯抜きをして砂湯場になるわけだ。
砂場には
外国人女性客が5人とガイドさんらしい人1名の6人のグループと、別組の夫婦がいて
Woo! ワンダフル! etcなど英語が盛んに飛び交っていた。 意味解らなかったけど‥
「砂かけさん」と呼ばれる女性達が僕のポジションを耕してくれている。
「お客さんどうぞ!」で横たわり、指示通りに体制を整えると、暖かい砂をどんどん乗せ始める。
肩や首のところにも砂を丁寧に手で押し込んでくれるので、身体全体が隙間無く砂で覆われた。
意外と砂の重みや圧迫感はなく、砂の暖かさと顔にそよぐ爽やかな海風ですぐに
極楽状態に入る。
どっくんどっくんと脈打つほど身体中を血液が巡る感覚は砂湯ならではの
醍醐味だろう。
終了を告げられ、まず両腕を出し、こんもり盛られたお腹の砂を退ける時に何故か童心に返ったような
懐かしさを覚え、自然と
にんまりする、そんな
心地よい約20分間であった。
砂湯のあとは、身体に付いた砂を洗い流すためシャワー室に駆け込む。
シャワー室ではまず脱いだ浴衣を設置されている返却ボックスに入れてからシャワーを浴びる。
砂が落ちたところで隣にある6名前後が浸かれる湯船に移動する。
泉質は ナトリウムー塩化物泉 旧泉質名 : 純食塩泉
浴用として、神経痛、切り傷、慢性皮膚病、慢性婦人病などに効果が期待される。
少し
塩味のある無色透明の温泉で、肌にも馴染む。砂湯に使われている泉質も同じである。
湯温は40度くらいで丁度いい湯加減。北海道から旅行でこられたご夫婦の男性は、砂湯後の
入浴は体力が持たなかったらしく、洗髪されすぐ出られたので15分ほど貸切で楽しませてもらった。
受付横には6畳くらいの無料休憩所があり、数名の方が横になっていた。
敷地内には20名以上が利用できる足湯を併設しているらしく、別府湾を眺めながらゆっくり浸かる
ことができるので
たいへん人気がある そうだ。
砂かけさんの絶妙な
おもてなしの会話 にも癒され、
今日も身体が喜ぶ温泉を頂戴致しました! 《別府海浜砂湯》情報
住所 : 大分県別府市上人ヶ浜
電話 : 0977-66-5737
営業 : 8:30~18:00(冬季は9:00~17:00)
休み : 第4水曜日(祝日の時は翌日)
料金 : 1000円
駐車スペース約10台 シャンプー・ボディソープ・ドライヤー・ロッカー有り
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