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温泉ソムリエtakeさんの温泉日和

温泉はやっぱり活きているんだなということを最近つくづく実感しています。季節や時間帯、気象条件などで、入浴するたびに                  以前とは違う何かを発見し、ワクワクできる。そんな喜びと感動を求めてこれからも気ままにのんびりと入湯を楽しんでいきます。

   

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嬉野温泉「嬉泉館」

 

 嬉野温泉 「嬉泉館」 で立ち寄り入浴。



 嬉泉館は、「日本三大美人湯」として有名な佐賀県嬉野温泉にある自家泉源を持つ旅館で、
 立ち寄り入浴できる良質温泉と評判の湯宿である。場所は温泉街の中心地にあり、立地条件も良い。



 受付を済ませ廊下を進む。奥の階段を下るとすぐに男女の浴場暖簾が見えてくる。
 脱衣室は広くないが、掃除が行届いていて、カガミも棚も綺麗に管理されている。

 

 浴場は茶褐色石板張りで自然石を配した落ち着いた造り。ガラス窓を大きく使っているので
 浴室内はとても明るい。大小2つの浴槽にはそれぞれ独立して湯が注がれている。
 泉質は ナトリウムー炭酸水素塩・塩化物泉    旧泉質名 : 重曹泉
 源泉温度53.4度  PH値8.52    100%源泉掛け流し式  (低張性・弱アルカリ性・高温泉)
 Na+:412    HCO3-:778  Cl-:212.3

 浴用として、切り傷、やけど、慢性皮膚病など、飲用効果は慢性消化器病、痛風などに適応する。



 こちらが手前にある大きめの湯船。6~7名が浸かれる広さだろうか。
 湯温は39度前後とゆっくり長湯できる温度。



 こちらが奥にある狭い湯船。3~4名くらいの広さがあり、湯温は41度前後でやや熱め。
 湯量調節ができる蛇口があり、好みの温度で楽しむことが可能。
 3名の先客が適温にしてくれたのだろう、両湯船とも快適温度でゆっくり楽しむことができた。

 湯質は、無色透明で、トロトロ感が強い地肌に馴染む温泉だ。
 飲泉すると、炭酸水素塩泉独特の金気味に甘みと塩味があり、とても新鮮味を感じた。



 壁にある陶器の狸が印象的。『ゆっくり楽しんでいきなされ』 と言われてる気がした。



 嬉野茶のボディソープが香りも良く、オリジナリティがあって嬉しい。

 嬉野温泉の中でも評判通り、トップクラスの泉質を充分堪能させて頂いた。

 美人の湯を御馳走になりました!


 《嬉野温泉嬉泉館》情報

  住所 : 佐賀県嬉野市嬉野町下宿乙2202-18

  電話 : 0954-43-0665

  営業 : 10:30~21:00

  休み : 無休

  料金 : 500円

  宿泊 : 和室7室 1泊2食 11550円~ 




 

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岳の湯温泉「ゆけむり茶屋」

 

 岳の湯温泉 「ゆけむり茶屋」 で入浴。



 岳の湯温泉は、熊本県の北東部小国町と大分県境にある湧蓋山の山麓にあるわいた温泉郷
 の1つで、「ゆけむり茶屋」はその名が示すとおり、湯煙に包まれた処にある公営温泉施設である。



 温泉地らしい硫黄臭漂う温泉好きには生唾物の雰囲気。水蒸気を使った蒸し器がいたる所に有り、
 地元の方が生活用具の一部として利用されているようだ。



 正式名称は、岳の湯温泉館御食事処「ゆけむり茶屋」で、入浴がセットになった1000円の
 定食がお得内容で評判らしい。玄関にはゴリラの立派な作り物。「豊礼の湯」で見た
 ゴリラの前作として置かれていたようだ。



 中部はいかにも茶屋らしい落ち着ける雰囲気で、農産加工品を中心にした売店や、休憩所、
 食堂、観光案内スペースなどが配置されている。



 湯屋は別棟になっていて、浴場は男女固定である。



 脱衣室は明るく衛生的。ドライヤー、ヘルスメーターが完備。



 茶屋同様に湯屋も全体に煤けた木梁が使用され、趣たっぷりである。



 浴場には15名くらいが浸かれる湯船と、温泉蒸気を利用した蒸し湯、水風呂と洗い場があり、
 ボディソープ、リンスインシャンプーも備わっていた。



 泉質は ナトリウムー塩化物泉     旧泉質名 : 食塩泉
 源泉温度97.8度  PH値8.59  溶存物質2445㎎/㎏  (アルカリ性・低張性・高温泉)
 Na+:786.1  k+:84.6  Ca+:27.7     Cl-:1246  SO4-:75.0
 浴用として、切り傷、慢性皮膚病、婦人病など、飲用として消化器病などに効果が期待される。

 湯温は41度前後で丁度良い湯加減。肌への刺激も少なく入湯しやすい温泉といえる。塩化物らしい
 温もり感としっとり感が味わえる無色透明でほぼ無臭の温泉だ。但し、掛け流し温泉だが高温の為
 かなりの量で加水調整せねばならず、純泉質を味わえないのがちょっと残念であるが致し方無い。

 利用者が多かったので撮影できなかったが、珍しい「天然蒸し湯」は本当に気持ちよかった。
 肌を優しく潤してくれ、含有塩分による発汗作用で心地よいサッパリ感を味わえた。

 湯煙る山里にある湯治場の雰囲気そのままの温泉地。

 今日も温泉気分を味わいました!


 《岳の湯温泉「ゆけむり茶屋」情報

  住所 : 熊本県阿蘇郡小国町大字西里岳の湯

  電話 : 0967-46-5750

  営業 : 10:00~21:00    食堂 11:00~18:00

  休み : 毎週木曜日(祝日は営業)

  料金 : 大人500円  小人250円




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二日市温泉御前湯



 二日市温泉 「御前湯」 で入浴しました。



 「御前湯」は、JR鹿児島本線二日市駅から徒歩10分。筑紫野市の公営温泉施設で、
 筑前藩主黒田長政公が作らせた湯屋であることが名の由来となっている。
 二日市温泉は1300年という温泉地としての長い歴史と文化を継承している。



 現在の建物は平成20年にリニューアルした新しい2階建ての施設。
 1階に受付、売店、浴場、無料休憩スペースがあり、2階は有料休憩所になっている。



 浴場は20名くらいが浸かれる3つの浴槽があり、温度差で分けられている。中央の浴槽には
 ジャグジー機能があった。
 この日は入湯者で芋洗い状態。シャッターチャンスもなかったのでパンフ写真添付。



 泉源は3本。 泉質は ①単純泉  源泉温度31.1度  Na+:140   HCO3-:320.0
               ② 同じ    〃   41.4度  Na+:180   HCO3-:150
               ③ 同じ    〃   55.6度  Na+:193.7  HCO3-:111.6 CL-:188.7

 循環式のため飲泉できず確かめる術もなかったが、肌に優しい温泉だった。

 普段から常連客でいっぱいの施設らしく、癒しと寛ぎの空間として支持されているようだ。
 職員さん達の対応も実に丁寧で好感が持てる。またゆっくり訪れたい施設である。

 今日も楽しめるお風呂頂きました!


 《二日市温泉御前湯》情報

  住所 : 福岡県筑紫野市湯町2丁目4-12

  電話 : 092-928-1126

  営業 : 9:00~21:00

  休み : 第3水曜日

  料金 : 大人200円  小人100円







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霧島神宮

 

 霧島神宮で参拝しました。


 【神宮社号標】

 霧島温泉郷に来たら必ず寄りたいと思っていたところ。
 天孫降臨神話のニニギノミコトを祀る神社で、日本国創世伝説の地と云われるところであるからだ。


 【二の鳥居】

 社号標前から長い石段を登り、大きな鳥居前で一礼してくぐる。古杉に囲まれた表参道を進むと
 朱色の荘厳な本殿が見えてきた。

 

 現在の本殿は、第21代藩主島津吉貴公が正徳五年(1715年)に造営寄進したもので、国の重要
 文化財
に指定されている。
 平日にもかかわらず、本殿前は多くの参拝者で混雑していた。



 30名くらいの参拝者の列に加わり、順番を待つ間に願い事をしっかり考えて
 今年三社目の参拝をここで無事に終えた僕でした。



 本殿横に立派な御神木が聳えていた。


 【御神木の説明文】



 ここでも手を合わせ、お願いをした。






 三の鳥居前には国歌にも出てくる「さざれ石」が鎮座されていた。

 霧島神宮での初参拝。桜や紅葉の名所としても有名なので、

 年内に必ず再訪したい所となった。


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霧島新燃荘

 

 霧島温泉 「新燃荘」 で立ち寄り入浴。



 「新燃荘」は霧島屋久国立公園、霧島連山の麓にある民営の国民宿舎で、全国的にも知られた
 秘湯の湯治湯屋である。写真奥にチラッと見える山が大噴火した新燃岳(しんもえだけ)で、
 ここから2.7キロの距離しかないらしい。



 赤松林で囲まれ、近くには岩肌むき出しの硫黄臭漂う蒸気噴出地帯やミヤマキリシマなどの
 高山植物が群生する自然美豊かなところに、温泉好きが唸る赤屋根の「新燃荘」がある。



 駐車場は2箇所。合わせて20台前後が停められる。木造の建物は宿舎と湯屋の2つで、
 周囲に良く溶け込んでいる。清らかな小川が流れ、渕には白い温泉成分がびっしり付着していた。



 湯屋には「新湯温泉」の看板。昭和の頃、自然の驚異で壊滅的な被害を受け、その時に泉源も失った。
 しかし湯治者の為にも何とか復活させたいとオーナーが自力で今の泉源を探し当てたらしい。



 これが混浴露天風呂だ。写真撮りNGなので一部しか写っていない。
 10名くらいが浸かれる広さがある。自然木や岩石をレイアウトした落ち着いた造りで、
 温度も38~39度とゆったりと楽しむことができる。
 女性の方も脱衣室に置いてあるバスタオルを巻いて入浴できるので、是非味わってほしい。



 男女の脱衣室からそれぞれ入湯できる内湯。露天風呂より熱めの湯温である。

 泉質は 単純硫黄泉(硫化水素型)    旧泉質名 : 硫化水素泉
 源泉温度62.7度   PH値5.9     (低張性・弱酸性・高温泉)
Na+:3.6  Mg+:2.3  Ca+:6.9     SO4-:9.6  HS-:0.9  HCO3-:20.6
浴用として、アトピーやリウマチ、動脈硬化症などに効果が期待され、飲用では糖尿病や痛風に良い。

硫化水素臭漂う青乳白した濁り湯で、温泉らしい温泉である。内湯は天井が高く換気もいいが、
硫化水素ガス中毒と、硫黄成分で身体に強い変調を与え易いため、15分以上の長湯をしないように
注意書きが掲示されていた。僕は内湯と露天風呂で交互浴を楽しみながら2時間30分、至福の時を
ゆっくり味わう事ができた。
お陰で硫黄の香りがたっぷり身体に染み付いたようで、ホテルで待ちぼうけをくらった家内の顔が、
帰りの車内で大魔神のような鬼の形相に変貌したのは言うまでも無い。


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プロフィール

HN:
takeさん
性別:
男性
職業:
嘱託職員
趣味:
温泉と食べ歩き
自己紹介:
温泉好きが高じて大分県に定住。麦焼酎とトマトとカボスがあればご機嫌な中年親父。スィーツも好きだけど、洋物より和菓子!
温泉ソムリエの認定を受け、温泉地の「温泉分析表」を見ながらの体感にハマってます。

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