別府鉄輪温泉
「鉄輪むし湯」 で日本式サウナ体験してきました。
温泉湧出量日本一を誇る大分県別府市にある薬草サウナで、鎌倉時代の高僧
一遍上人が
当時利用方法のなかった高温蒸気を「日本式サウナ」としてここに伝承したとされている。
敷地内には無料で足を温める
「足蒸し湯」があり、多くの人が楽しんでいた。
「鉄輪むし湯」は、温泉街のほぼ中央に位置し、
旧鉄輪蒸し湯下の「筋湯通り」沿いに
2006年新しく建て替えられた。
初体験だと告げると受付の方が丁寧に説明してくれ、言われたとおりに券売機で入浴券と
210円で貸浴衣、水分補給用の飲料水120円を購入し渡して男性浴場に入る。
むし湯を利用する前にまず浴場でしっかり
かかり湯をし、水気を拭き取ってから浴衣に着替え、
頭をぶつけそうな低い扉から入室しなければならない。受付の人から8分経過したら退室を知らせますと
聞いていたので、時間を惜しみ薬草が敷き詰められた石室内でまず自分のスペースを確保する。
内部には川の字に寝そべるよう石枕が並んでいて、その1つにタオルを置き頭を乗せて仰向けになる。
中は天井が低く薄暗い。熱い蒸気が立ち込めているので内部構造もまったく解らない。じっと敷草の
熱さに耐えて、短いと思っていた8分間を
ただひたすら堪えながら待つだけだった。
時間ですよとの
声かけで退室し、心地よい空気が吸えた時の開放感たるや乾燥サウナとはまた違う達成感がした。
内湯に浸かる前に、脱衣室手前にある
敷き茣蓙(ござ)の上で浴衣を脱いで、付いた薬草を
丁寧に払い落とさなければならない。そうしないと湯船内に持ち込むことになるからだ。
泉質は ナトリウムー塩化物泉 旧温泉名 : 単純食塩泉
源泉温度83.4度 PH値4.1 (弱酸性・低張性・高温泉)
浴用として、切り傷、火傷、慢性婦人病など、飲用としては慢性消化器病や便秘などに効果がある。
湯質は無色透明で43度くらいのやや熱湯。飲泉すると塩味があり、新鮮さを感じる温泉であった。
蒸し湯で既に体内が火照っていたので、洗い場で身体を擦って湯に浸かるが10分ほどで
ギブアップ。
引かない汗を温めのシャワーで流してようやく着替える事ができた。
体感して、
まずお知らせしたいことがあります。
それは、入浴前まで僕は
花粉症で苦しんでいたのに、今は鼻通りが頗る
快調であるということ!
それと後から調べたことなのだが、使われていた薬草
『石菖』は、昔から
健忘症の薬として使用されて
おり、分析では
βーアサロンという成分の含有量が多く、現代医学でも
「アルツハイマー型認知症」等
の治療薬として期待されている物質らしいということ。
また、芳香な
セスルテルベンという精油成分が筋肉痛や腹痛などを抑える効果があるということ。
近頃温泉地で、傘や眼鏡、靴下などを忘れてかえることが多くなり、色んな意味で今後に不安を抱いて
いた僕には
朗報の情報である。対処療法の世話になる前に暫く通ってみる価値がありそうだ。
《鉄輪むし湯》情報
住所 : 大分県別府市鉄輪上1組
電話 : 0977-67-3880
営業 : 6:30~20:00
休み : 第4木曜日(祝日の場合は翌日)
料金 : 500円 (貸浴衣210円) ※水着の持込利用Ok
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