明礬 「湯の里」 で入浴。
明礬温泉は大分県別府市にある八湯の1つで、市内では一番高台にある
明礬泉で有名な地区。
「湯の里」は絶景が望める大露天風呂と、藁葺き屋根の
「湯の花小屋」を無料見学できる、明礬温泉
では一番大きな温泉施設である。
正面の建物から右に回った奥に目指す露天風呂がある。
ここには数回訪れたことがあるが、利用者が多いのと
写真撮影NGということもあって
なかなか情報発信できなかった施設。今回営業開始(10:00)前に到着して何とか
一番風呂を
ゲットできたので、他の入浴者が来る前に撮影成功。もちろん絶対に迷惑をかけない範囲で撮影を
したいと受付に告げたのだが‥ ※受付の方にOKして頂いたわけではないのであしからず。
浴場入口、女性は右奥。手前が
天然蒸し器で、蒸し芋やとうもろこし、ゆで卵などが購入できる。
脱衣室はボックスタイプと籠棚のオーソドックスな造り。綺麗に管理されている。
別棟で、脱衣室の横にある
内湯。4~5名が浸かれる広さ。温度は42度前後と適温。
酸化が進んでいない
鮮度抜群のお湯であった。
青みがかった乳白色の
大露天風呂。20名くらいゆったり浸かれる広さがある。
一番風呂なので腰掛、風呂桶、ボディソープが周囲と溶け込むように
整然と並んでいた。
左側の小屋が
内湯屋で、右側が
脱衣所。横の棚には雨や日差しを避けるための
笠も置かれてある。
泉質は 単純酸性硫黄泉(硫化水素型) 旧泉質名 : 単純酸性硫化水素泉
源泉温度61.9度 PH値2.2 (酸性・低張性・高温泉)
Na+:11.1 Ca+:11.0
Al+:10.3 SO4-:364.0 HSO4-:77.5
浴用として、慢性皮膚病、動脈硬化症、高血圧症など、飲用では慢性消化器病などに効果がある。
湯口付近は
熱く、離れると徐々に温くなるので自分に合った場所を探すといい。湯質は底部が微かに
見える濁り湯で、沢山の
硫黄粒子が湯中に浮遊しているのが解る。湯面には常に温泉らしい硫黄臭が
漂い、白い湯の花が排水口付近に
ビッシリ浮かんでいた。肌への刺激はそれほど強く感じなかったが、
汗疹による脇部分の
かゆみが湯上り時にはすっかり
無くなっていたので、浴用効果の1つを今回の
入浴で早速に実感できた。
飲泉すると先ず歯茎や舌が
ギシギシするような強烈な酸味が口内に拡がる。食道から胃まで流れ
落ちると、荒れた粘膜を刺激し程なく
爽快感が後から込上げてくる、そんな感覚が残る湯味だった。
露天風呂からの眺望はとても良い。眼下には明礬温泉を代表する
国指定重要無形民族文化財の
藁葺き屋根「湯の花小屋」が建ち並び、遠くには明礬大橋や別府温泉街、野生猿で有名な高崎山や
別府湾が観えるすばらしいロケーションが拡がっている。
「湯の花小屋」と並んで、同じ藁葺き屋根をした
家族風呂が4つ。まだ使用したことがないので、
一度は利用してみたいが、何せ
ワイフが硫黄臭をすこぶる嫌うものだから、一人で利用するしか
ないだろうな。
《明礬 湯の里》情報
住所 : 大分県別府市明礬6組
電話 : 0977-66-8166
営業 : 10:00~21:00(露天風呂・内湯)
9:00~21:00(家族風呂)
9:00~17:00(展望喫茶・レストラン)
8:00~18:00(売店)
休み : 年中無休
料金 : 露天風呂 大人600円 小人300円
家族風呂 2000円~/1H
[1回]
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