湯治の宿
「田島本館」 で入浴しました。
田島本館は、鹿児島空港から車で約15分の妙見温泉にあり、天降川(あもり)と中津川が
交わる眺めの良い所に建つ創業130年の老舗旅館である。
受付で日帰り入浴をお願いする。宿泊や休憩の受付もここ。中には囲炉裏や食堂もある。
浴場は露天風呂の
「ねむの湯」と内湯の
「神の湯」があり、僕はお勧めの露天風呂を選択、
建物の左側を下り進むとすぐに
美しい川の景色が飛び込んできた。
露天風呂「ねむの湯」の入口。
男子の脱衣室。木製の棚だけで、いたってシンプルな作り。
露天風呂の様子。湯船が2つあり、奥にはうたせ湯。
手前の湯船は「胃腸湯」。2~3名が浸かれる広さの微黄褐色の半透明湯である。
泉質は マグネシウム・ナトリウムー炭酸水素塩泉 旧泉質名 : 重炭酸土類泉
源泉温度47度 PH値6.7 ※湯治棟成分表示参考 (低張性・中性・高温泉)
浴用として、リウマチ、神経痛、関節痛など、飲用では胃腸病に効果が期待される。
肌への刺激は少ない。飲泉すると、薄塩味と金気味があり、炭酸味の甘みも感じた。
湯温は41度くらい。湯船に茶褐色析出物が付着していることから鉄分も含有しているようだ。
奥の湯船。2~3名が浸かれる広さだ。おびただしい量の黄褐色した固形温泉成分が浮遊している。
この湯船には「傷の湯」と名が付いている。湯温は「胃腸湯」より少し温めの湯。しかしながら
この浮遊物には驚かされる。大きめの固形物を掌ですくうとパッと拡散しこぼれて湯中を漂う。
浮遊物の身体への感触は全く無いし、露天であるためか臭気も感じない。排出口に形成された
石灰華の塊から察すると、炭酸水素とカルシウムが化学反応した成分ではないかと考えるが、
如何せん、炭酸臭がしないのが不思議だ。
一番奥にある「うたせ湯」。注出量も多く高さもあるのでとても気持ちが良い。
ここの壁一面にも析出物がびっしり付着していた。
もう1つの風呂「神の湯」は、湯治棟の中を通り抜けた奥にある。
「神経痛の湯」である。5~6名が浸かれる広さがある。露天風呂からちょっと休息を入れてからの入浴なので定かではないが、湯温度は「胃腸湯」より若干温い感じだ。
内湯のため、湯色ははっきり解らないが、半透明で弱茶褐色系だと思う。飲泉すると
「胃腸の湯」とあまり変わらない?ような味だった。ここでも嗅ぎ慣れた炭酸臭を感じることが
できなかった。臭覚がおかしくなったんじゃないかと心配だ‥
でも、よか湯にずんばい浸かっせぇよ
今日も歴史ある名湯頂戴しました! 《妙見荘「田島本館」》情報
住所 : 鹿児島県霧島市牧園町宿窪田4236
電話 : 0995-77-2205
営業 : 8:30~21:00
休み : 無休
料金 : 大人250円 小人100円
宿泊 : 旅館 7部屋 1泊2食8550円 素泊まり5380円
新館 9部屋 1泊2食6745円 素泊まり3735円
※ 鹿児島空港から「妙見温泉バス」が毎日運行している。
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