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温泉ソムリエtakeさんの温泉日和

温泉はやっぱり活きているんだなということを最近つくづく実感しています。季節や時間帯、気象条件などで、入浴するたびに                  以前とは違う何かを発見し、ワクワクできる。そんな喜びと感動を求めてこれからも気ままにのんびりと入湯を楽しんでいきます。

   

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霧島湯之谷山荘



  霧島温泉 「湯之谷山荘」 再訪しました。



 今年の2月11日にも来たのだが、連休のため内湯も家族風呂も入湯者でいっぱいだったため
 写真が撮れなかった。また、桜の開花した霧島神宮も観たかったので霧島温泉郷に来た次第。



 山荘はこんな感じ。霧島山の山懐にあり、木々の静寂に溶け込んだ佇まい。
 昭和15年開業の良質な温泉で人気の高い湯治宿である。



 受付を済ませ内湯に向う。フロントで尋ねると今日も来館者が多いらしい。
 脱衣室の籠には『衣装の花』が咲き乱れているが覚悟をきめていざ入湯!



 やっと撮れた貴重な一枚!

 偶然皆さんが後ろ向きになった瞬間にパチリ

 泉質は ①単純硫黄温泉(硫化水素型) 源泉温度44.1度  PH値5.68
        +イオン  Na:68.0  Ca:24.9  K:18.9
        -イオン  Cl:8.7  SO4:134.0  HCO3:143.6

       ②   不明  (炭酸泉)    源泉温度30度

 HPによると源泉数は硫黄泉が3本炭酸泉が2本を掛け流ししている。  総湧出量450㍑/分

 手前の湯船は炭酸泉で、温度はかなり冷たく、体感温度30度以下だったようだ。気泡も付着するが、
 僕を含めて冷たさに耐え切れず皆さん熱湯に移動するからビッシリと付く感触は得られなかった。因みに
 遊離炭酸濃度(CO2)は440.7㎎/㎏もあるから、夏場にはゆっくり泡付きを楽しむことができるだろう。

 の湯船は硫黄と炭酸の混合泉で、39度前後と今の時期ゆったり長湯ができる。

 一番奥の湯船は硫黄泉。温度は42度位あるのではないか。浴場全体にも硫黄臭が漂っているが、
 この湯船の湯口からはさらに濃厚な香りが放たれ、湯色も鮮やかな乳白色なので‥‥‥
 残念ながら、2、3名でいっぱいになる湯船を先客がなかなか譲ってくれないので、湯治場らしい
 雰囲気の良さ以外、今回泉質の講釈は持ち合わせない。(先月はもっとイモ洗い状態だったけど)



 洗い場は個室風になっていて、シャワー付カランが2つある。

 浴場は壁も床も湯船もすべて檜造り。趣きがあって落ち着けるこの雰囲気が堪らなく好きだ。
 高山植物が咲くこれからが温泉客のピークを迎えるだろうが、四季折々に顔を覗かせたくなる

 そんな魅力有る良泉を頂戴しました!



  《霧島温泉 湯之谷山荘》情報

  住所 : 鹿児島県霧島市牧園町高千穂4970

  電話 : 0995-78-2852

  営業 : 10:00~15:00(最終受付14:00)

  休み : 毎月1日(土日の場合は翌平日)

  料金 : 大人500円  小人250円

  宿泊 : 1泊2食9600円~


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天ヶ瀬温泉館シャレー水光園

 

 シャレー水光園の混浴露天風呂「かじかの湯」で入湯しました。



 JR九大本線天ヶ瀬駅から徒歩3分のところで、玖珠川沿いに温泉旅館が建ち並ぶ天ヶ瀬温泉の
 河川敷にある野趣あふれる露天風呂の1つ。
 シャレー水光園には内風呂や貸切風呂もあるが、開口一番「露天風呂を」とフロントに告げると
 「横の階段を降りて下さい。」と言われ持参のタオル片手にサッシ戸を開けて河川敷に向う。



 遠めから観た露天風呂ワイルドである。



 2つの露天に分かれている。手前が熱湯、奥がヌル湯で、両浴槽で40人位浸かる事が
 出来る広さがある。



 屋根付テントみたいな脱衣場が河川敷と川岸に2箇所あり、僕は河川敷にあるこちらを使用。



 泉質は 単純硫黄泉    源泉温度75度  他詳細不明

 無色透明で、塩味と硫黄臭のある温泉らしいおんせん。湯口付近には白い湯の華が浮遊する。
 高温のため湯口に近づけず、飲泉する所もみつからず少しザンネンだったが、身体全体には
 しっかりシットリ感が残り、源泉100%の上質を感じることができた。

 ここは非日常を味わうには充分のシチュエーションのある露天である。
 



 湯船から観た水光園。ヨーロッパ風のモダンな造りが風景にマッチしている。



 日曜日で橋の上や対岸から観光客が漫ろ歩く中で、よく一人で入湯したもんだ。

 最近入湯した長湯温泉の「がに湯」や満願寺温泉の露天風呂より勇気が必要かもしれない。

 浸かる前まで全然気にもしなかったのに、じっと見ている人などいないのに立ち上がれない。
 終いには脱衣場に近い湯渕まで湯底を這いながら大移動する荒業でなんとか退場した。

 開湯1300年の歴史有る温泉地で、僅か20分間の入湯であったが
 
 記憶に残る経験と楽しさを味わえました!



 《天ヶ瀬温泉館シャレー水光園》情報

  住所 : 大分県日田市天瀬町桜竹485

  電話 : 0973-57-3140

  営業 : 8:00~21:00
        内風呂は11:00~17:00

  休み : 不定休

  料金 : 混浴露天風呂 大人500円  小人300円
        内風呂    大人800円  小人500円
        貸切風呂  1時間30分1000円(入浴料別途)

  宿泊 : 和室13  洋室8  和洋室2
         1泊2食9450円~    イン 14:30~   アウト 10:00

  駐車場有り  レストラン有り  室内プール有り  内風呂に乾燥サウナ有り



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菊鹿温泉花富亭

 

 菊鹿温泉 「花富亭」
で入浴しました。



 山鹿市菊鹿町の高台にある温泉宿で、立ち寄りでも入浴できる眺望と良質温泉で大人気の
 湯屋があるので再訪問した。実は昨年4月に来た時、敷地内にたくさんの桜の木が有ることを知り、
 すでに開花も終えていたので、来年は満開の桜を見ようと思ったのだが、今年は全国どこも例年より
 早い開花になり、一週間予定を調整し訪れた次第である。昨日の雨で心配したが、花びらはさほど
 落ちておらず、今日がほぼ満開のようで実に美しい花景色と桜の発する甘い香りを満喫できた。
 
 さて、1つめの目的は見事に達成できたので次の目的、本命の湯屋に向う。



 ここが浴場棟「華の湯」の入口。木造平屋建ての宿泊棟と合わせた落ち着いた造り。



 脱衣室も木の温もりを感じる上品さがある。



 ここが露天風呂。 目の前には静かな田園風景が広がり、心を和ませてくれる。



 湯口からは新鮮な湯が滾々と注がれている。



 トロトロの湯に浸かり心地よい春風を頬に受けながら景色を眺めていると、もうそれだけで
 ここに来た甲斐があったと心底思える満足感を得る。


 
 露天には珍しい遠赤サウナがあり、利用者が使うときに持ち入れるサウナマットが入口の棚に
 置かれていた。そして使用済みマットを入れる布袋も置いてあったので、これだったら使う人が
 他人の汗で不快な思いをしなくていいなと思った。回収袋も露天にあるから悪臭がこもることも
 ないし、従業員が熱いサウナの中で濡れたマットを集めなくても済むので一石三鳥だね。
 地下水を使った水風呂もグッド!


 
 こちらは内湯。20人以上ゆっくり浸かれる広さがある。



 泉質は アルカリ性単純弱放射能温泉 
 源泉温度53.7度  PH値9.54  (低張性・アルカリ性・高温泉)
 15.7マッヘのラドン含有量 ※温泉法では5.5マッヘ以上あれば放射能泉と認められている

 湯面には微かな硫黄臭が感じられ、湯質は肌にまとわりつくような感激のトロトロ湯。
 湯口付近に白い浮遊物も見られるが、ほぼ無色透明の極上湯質である。
 温度も40度前後と適温。毎分210リットルの湧出量があるので、まさに純粋完全掛け流し湯。
 


 僕が一番お気に入りなのが、檜を贅沢に使った浴場の中でも、感動もののこの床
 年代を感じる情感がありながらヌメリ感が一切ない。温泉に従事する僕は解っている。
 滑りやすい材質でこの状態を維持するには管理者の努力は並大抵のものではないことを。
 木目の凹凸は足裏感もすごく心地よいが、それだけに清掃も大変だということを。
 ほんとうにこれは感服に値することなのです!



 天井の梁も立派です。



 野外の足湯も最高です。湯面に浮かぶ桜の花びらに心打たれます。


《菊鹿温泉 花富亭(かふてい)》情報

 住所 : 熊本県山鹿市菊鹿町池永177

 電話 : 0968-48-3141

 営業 : 11:00~17:00

 休み : 不定休

 料金 : 大人500円 小人200円

 宿泊 : 1泊2食8400円~   イン 14:00~   アウト 11:00
  ※日帰りコース3200円~



 

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平山温泉元湯



 平山温泉「元湯」で入浴しました。



熊本県山鹿市の中心地から車で約10分、長閑に田園風景が拡がる平山温泉郷にある共同浴場。
九州の温泉地の中でも『美肌の湯』として近年人気急上昇で、10時に訪問したが満車状態。



 温泉組合が運営していた「(旧)平山温泉センター」が道路拡張で立ち退きになる際、廃業して
 いた隣接する旅館『永楽』を買取り、名称を「元湯」と変更して2009年に改装オープンした。
 現在使っているのは旅館の源泉の湯で、以前と泉質が違うと聞いていたので楽しみにしてきた。

 館内は明るく掃除も行届き、新鮮野菜やお弁当などが購入できる販売コーナーもあった。



 木の温もりを感じる脱衣室でとても落ち着く雰囲気。



 熊本の方言で描かれた入湯の楽しみ方やマナーの漫画がとてもユニークだった。



 男性の浴場。
 石板を不規則に嵌め込んだお洒落な造り。自然石も所々にレイアウトされているので
 共同浴場らしからぬ趣きある浴場だ。浴槽は湯口側の湯船と棚田式で流れ込む
 少し温め湯船があり、両浴槽で12~13名が浸かれる広さである。
 湯口は源泉を掛け流しで放流しているので、飲泉できるとても新鮮な湯だった。



 泉質は アルカリ単純硫黄泉
 源泉温度44.6度  PH値9.2  溶存物質223㎎  (低張性・アルカリ性・高温泉)
 +イオン   Na:59.3  Ca:1.2
 -イオン   Cl:22.8  SO4:4.1  HCO3:28.3 

 浴用では、慢性皮膚病、慢性婦人病、切り傷などに効果が期待される
 飲用では、糖尿病、痛風、便秘などに効果が期待される 



 湯面では微かな硫黄臭が漂う。湯質はヌルヌルした非常に柔らかい肌感で、トロトロ感が楽しめる。       
 湯色は微白濁した透明度の高い、いわゆる「薬効の湯」と呼ばれるタイプの湯である。飲んでみると、
 若干の酸味と渋みを感じたが比較的飲み易い部類に入ると思う。



 露天には旅館をしていた時の湯船があり、今は使われていない。毎分60ℓの湧出量を考えたら
 ここを利用するのは無理なのかもしれないが、露天好きの僕は何とか活用してもらいたいと願う。

 平山温泉は約3年ぶりだったが、擦れの無い落ち着いた雰囲気と地域の方の温かさも
 変わらないそんな魅力が人気を支えているのだと今回の訪問で実感した。


《平山温泉元湯》情報

住所 熊本県山鹿市平山256

電話 0968 43 2041

営業 6:00~21:30

休み 不定休

料金 大人200円 小人100円




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照湯温泉

 

 別府明礬温泉 「照湯温泉」 で入浴。



 照湯温泉は、国道500号線を明礬温泉方面に進むと『照湯』というバス停留所があり、
 そこの狭い路地を少し入ったところにある共同浴場。



 建物の横にはゆけむりが立ち上がる自家源泉の塔がある。



 江戸時代に豊後国森藩(現在の玖珠)の湯屋として建てられたそうで歴史も古い。
 最近までは混浴風呂として地域の皆さんが大事に利用されていたが、良泉ゆえに
 一般の人達にも開放するため、2004年湯船を増設して改装された。殿様愛用の古い
 湯船を『殿の湯』、新しい湯船に『姫の湯』と命名。男女日替わりになっている



 本日の男性湯は『殿の湯』。切り石を組んだ湯船と床には流石に趣きが感じられる。
 脱衣室と浴場の間は段差だけで仕切りがない。浴槽は5~6名が浸かれる広さがある。



 泉質は 単純温泉   源泉温度98.1度  PH値6.5
 +イオン   Na:14.7  K:2.1  Ca:3.0
 -イオン   Cl:16  SO4:10  HCO3:24

 微硫黄臭のある薄白透明の温泉で、湯質は比較的柔らかい肌に馴染む泉質といえる。
 源泉温度が高いため湯口で加水調整しているので、飲泉しても極僅かな酸味程度で、
 ほとんど味を感じなかった。
 今日の湯温は42度と熱めで、休憩を挿みながら約30分くらい楽しませてもらった。

 

 天井も高く、内部も清潔でいい温泉だった。特に印象に残ったのは受付の女性がとても
 気さくで、ウェルカム感があって、おせっかいもなくてグッドでした。


 《明礬温泉「照湯温泉」》情報

  住所 : 大分県別府市小倉5-1

  電話 : 

  営業 : 9:00~21:00

  休み : 

  料金 : 大人200円  小人100円

  駐車場10台  石鹸類なし




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HN:
takeさん
性別:
男性
職業:
嘱託職員
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温泉と食べ歩き
自己紹介:
温泉好きが高じて大分県に定住。麦焼酎とトマトとカボスがあればご機嫌な中年親父。スィーツも好きだけど、洋物より和菓子!
温泉ソムリエの認定を受け、温泉地の「温泉分析表」を見ながらの体感にハマってます。

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