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温泉ソムリエtakeさんの温泉日和

温泉はやっぱり活きているんだなということを最近つくづく実感しています。季節や時間帯、気象条件などで、入浴するたびに                  以前とは違う何かを発見し、ワクワクできる。そんな喜びと感動を求めてこれからも気ままにのんびりと入湯を楽しんでいきます。

   

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華まき温泉

 

 人吉温泉 「華まき温泉」で入浴。



 「華まき温泉」は九州の小京都と称される熊本県人吉市に平成3年にオープンした公衆浴場で、
 温泉町として歴史ある地の中では非常に新しい湯屋である。市街地から少し離れた田園地帯
 にあり、カーナビを頼りながら何とか到着することができた。



 オープン時間の訪問だったが既に3名の先客。1人が宮崎県、2人が鹿児島県からの来訪者。
 立ち込める湯気で解りづらいだろうが、湯船の広さは5名が限度。そこに巨漢の僕が加われば
 ギツギツ状態となる。



 泉質は ナトリウムー炭酸水素塩泉    旧泉質名 : 重曹泉
 源泉温度34.1度  PH値8.36    (低張性・弱アルカリ性・温泉)
 Na+:438.1      HCO3-:886.1  Cl-:68.2
 浴用として、切り傷、慢性皮膚病など、飲用では慢性消化器病や慢性便秘などに効果が期待される。

 湯温は37~38度で、今日は外気温が低かった為僕を含めた4人はなかなか湯船から出れなかったが
 幸いにも、温泉好きが揃っていたので情報交換の場としてとても有意義な時間を過ごさせてもらった。

 ここの温泉の特徴は何と言っても全身に付着する気泡。4人の身体に纏わり付き、飽和状態になれば
 皮膚から離れて湯面で弾けるので、無色透明なお湯が乳白色に見えるほどなので驚かされる。

 湯質も弱アルカリのトロミ感、+炭酸水素塩泉で典型的な「美人の湯」といえるだろう。
 


 湯上りに家族風呂を見せて頂いたが、湯口からの湯量は大浴場とそれほど変わらず湯船も小さめ
 なので少し熱めに感じた。今日はこちらが正解だったかもしれないが、気泡付着の限界温度値
 考えれば当然の温度であるわけで、これ以上加温したら気泡が付かなくなるし、源泉温度に近いと
 冷たすぎて入浴できない。「7月頃に本物が味わえますよ。」と泡友だちになった宮崎県人が嬉しそうに
 話していたのも、暑くなれば加温のない源泉をゆっくり楽しめる と言いたかったのだろう。



 敷地内には源泉をドバドバと放出しているところがあり、湯守の承諾が得られれば汲んで持ち帰って
 も良いようだ。



 壁に料金表が掲示されていたので参考までに。
 
 休憩室で受付に居た湯守の奥さんから、この湯屋を建てた経緯やご主人の苦労を厭わない愛着みたい
 なものを聞かせて頂いた時、僕らはこういう人達に喜びを恵んでもらってるんだとつくづく思ったわけで、
 僕が住んでいる大分県竹田市の隣町に娘さんが嫁がれていると聞いてより身近な存在となった。


 《人吉温泉「華まき温泉」》情報

  住所 : 熊本県人吉市下原田町嵯峨里1518
     JR九州肥薩線の人吉駅から車で15分くらいの所

  電話 : 0966-22-6981

  営業 : 10:00~22:30

  休み : 無休(大晦日のみ)

  駐車場約20台、家族風呂5室   シャンプー・ボディソープなし  ドライヤー有り




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プロフィール

HN:
takeさん
性別:
男性
職業:
嘱託職員
趣味:
温泉と食べ歩き
自己紹介:
温泉好きが高じて大分県に定住。麦焼酎とトマトとカボスがあればご機嫌な中年親父。スィーツも好きだけど、洋物より和菓子!
温泉ソムリエの認定を受け、温泉地の「温泉分析表」を見ながらの体感にハマってます。

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