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温泉ソムリエtakeさんの温泉日和

温泉はやっぱり活きているんだなということを最近つくづく実感しています。季節や時間帯、気象条件などで、入浴するたびに                  以前とは違う何かを発見し、ワクワクできる。そんな喜びと感動を求めてこれからも気ままにのんびりと入湯を楽しんでいきます。

   
カテゴリー「熊本県温泉」の記事一覧

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平山温泉湯の蔵

 

 平山温泉 「湯の蔵」
で立ち寄り入浴。



 熊本県山鹿市の中心部から車で10分、九州の温泉地の中でも最近人気の高い平山温泉で、
 源泉掛け流しの良質湯を日帰りで楽しめる宿として評判を呼んでいる。木々に囲まれた敷地
 には本館を中心に純和風の離れ宿が点在する趣向を凝らした造り。



 ここが入浴と休憩、食事ができる本館である。



 内部は民芸調の装飾で彩られ、心安らぐ雰囲気である。
 受付を済ませ、まずは入浴場へ向う。



 好天に恵まれたこの日、僕の大好きな露天風呂で先湯モード突入!
 浴槽は2つに分かれ、手前が38度前後のぬる湯で、が40度前後のあつ湯。10~12名が浸かれる
 広さがある。



 泉質は 単純硫黄泉
 源泉温度42.1度  PH値9.73  溶存物質295.5㎎/㎏  (アルカリ性・低張性・高温泉)
 +イオン   Na:95.7
 -イオン   Cl:43.6  HS:4.7  SO4:13.5  HCO3:18.3  CO3:4.0

 無色透明の湯で、微かに硫黄臭を感じる。湯口付近には白い湯の華も見受けられる。
 湯質はつるつるトロトロの所謂 「美肌の湯」 と呼ばれる強アルカリ性温泉で、柔らかな
 ぬるぬる感がたまらない。



 露天は開放感たっぷりで、非日常感を満喫できる。



 内湯である。10名以上浸かれる広さ。



 天然温泉100%の湯船には珍しく、湯口のところにジャグジー機能が付いている。

 浴用の効能としては、リューマチ、神経痛、関節痛など。
 飲用では、慢性消化器病、便秘などに効果が期待される。

 大浴場にはほかに遠赤サウナもある。



 ゆっくり入浴したあとは、お食事処「わらじ」で昼食を取った。



 メニューが多くて迷ったあげく「とろろかけうどん定食」にした。
 味加減も良く、一気に完食する。デザートの桜ムースが季節感があって美味かった。



 本館を出て敷地内を暫し散策すると、女性専用のスパエステがあった。溶岩浴(800円/70分)と
 エステが楽しめる別棟で、10:30から23:00までリラクゼーションできるそうだ。

 日帰り入浴と旨い食事で、

 心も身体もトロトロになりました!


 《平山温泉 湯の蔵》情報

  住所 : 熊本県山鹿市平山5255-2

  電話 : 0968-43-4070

  営業 : 10:00~22:00

  休み : 第2火曜日

  料金 : 大人350円  小人250円
        貸切露天風呂2000円/50分(3人まで)

  宿泊 : 客室16室  1泊2食11700円~    イン15:30~  アウト10:00

  休憩、食事プラン  露天風呂付個室+食事  3800円~




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菊鹿温泉花富亭

 

 菊鹿温泉 「花富亭」
で入浴しました。



 山鹿市菊鹿町の高台にある温泉宿で、立ち寄りでも入浴できる眺望と良質温泉で大人気の
 湯屋があるので再訪問した。実は昨年4月に来た時、敷地内にたくさんの桜の木が有ることを知り、
 すでに開花も終えていたので、来年は満開の桜を見ようと思ったのだが、今年は全国どこも例年より
 早い開花になり、一週間予定を調整し訪れた次第である。昨日の雨で心配したが、花びらはさほど
 落ちておらず、今日がほぼ満開のようで実に美しい花景色と桜の発する甘い香りを満喫できた。
 
 さて、1つめの目的は見事に達成できたので次の目的、本命の湯屋に向う。



 ここが浴場棟「華の湯」の入口。木造平屋建ての宿泊棟と合わせた落ち着いた造り。



 脱衣室も木の温もりを感じる上品さがある。



 ここが露天風呂。 目の前には静かな田園風景が広がり、心を和ませてくれる。



 湯口からは新鮮な湯が滾々と注がれている。



 トロトロの湯に浸かり心地よい春風を頬に受けながら景色を眺めていると、もうそれだけで
 ここに来た甲斐があったと心底思える満足感を得る。


 
 露天には珍しい遠赤サウナがあり、利用者が使うときに持ち入れるサウナマットが入口の棚に
 置かれていた。そして使用済みマットを入れる布袋も置いてあったので、これだったら使う人が
 他人の汗で不快な思いをしなくていいなと思った。回収袋も露天にあるから悪臭がこもることも
 ないし、従業員が熱いサウナの中で濡れたマットを集めなくても済むので一石三鳥だね。
 地下水を使った水風呂もグッド!


 
 こちらは内湯。20人以上ゆっくり浸かれる広さがある。



 泉質は アルカリ性単純弱放射能温泉 
 源泉温度53.7度  PH値9.54  (低張性・アルカリ性・高温泉)
 15.7マッヘのラドン含有量 ※温泉法では5.5マッヘ以上あれば放射能泉と認められている

 湯面には微かな硫黄臭が感じられ、湯質は肌にまとわりつくような感激のトロトロ湯。
 湯口付近に白い浮遊物も見られるが、ほぼ無色透明の極上湯質である。
 温度も40度前後と適温。毎分210リットルの湧出量があるので、まさに純粋完全掛け流し湯。
 


 僕が一番お気に入りなのが、檜を贅沢に使った浴場の中でも、感動もののこの床
 年代を感じる情感がありながらヌメリ感が一切ない。温泉に従事する僕は解っている。
 滑りやすい材質でこの状態を維持するには管理者の努力は並大抵のものではないことを。
 木目の凹凸は足裏感もすごく心地よいが、それだけに清掃も大変だということを。
 ほんとうにこれは感服に値することなのです!



 天井の梁も立派です。



 野外の足湯も最高です。湯面に浮かぶ桜の花びらに心打たれます。


《菊鹿温泉 花富亭(かふてい)》情報

 住所 : 熊本県山鹿市菊鹿町池永177

 電話 : 0968-48-3141

 営業 : 11:00~17:00

 休み : 不定休

 料金 : 大人500円 小人200円

 宿泊 : 1泊2食8400円~   イン 14:00~   アウト 11:00
  ※日帰りコース3200円~



 

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平山温泉元湯



 平山温泉「元湯」で入浴しました。



熊本県山鹿市の中心地から車で約10分、長閑に田園風景が拡がる平山温泉郷にある共同浴場。
九州の温泉地の中でも『美肌の湯』として近年人気急上昇で、10時に訪問したが満車状態。



 温泉組合が運営していた「(旧)平山温泉センター」が道路拡張で立ち退きになる際、廃業して
 いた隣接する旅館『永楽』を買取り、名称を「元湯」と変更して2009年に改装オープンした。
 現在使っているのは旅館の源泉の湯で、以前と泉質が違うと聞いていたので楽しみにしてきた。

 館内は明るく掃除も行届き、新鮮野菜やお弁当などが購入できる販売コーナーもあった。



 木の温もりを感じる脱衣室でとても落ち着く雰囲気。



 熊本の方言で描かれた入湯の楽しみ方やマナーの漫画がとてもユニークだった。



 男性の浴場。
 石板を不規則に嵌め込んだお洒落な造り。自然石も所々にレイアウトされているので
 共同浴場らしからぬ趣きある浴場だ。浴槽は湯口側の湯船と棚田式で流れ込む
 少し温め湯船があり、両浴槽で12~13名が浸かれる広さである。
 湯口は源泉を掛け流しで放流しているので、飲泉できるとても新鮮な湯だった。



 泉質は アルカリ単純硫黄泉
 源泉温度44.6度  PH値9.2  溶存物質223㎎  (低張性・アルカリ性・高温泉)
 +イオン   Na:59.3  Ca:1.2
 -イオン   Cl:22.8  SO4:4.1  HCO3:28.3 

 浴用では、慢性皮膚病、慢性婦人病、切り傷などに効果が期待される
 飲用では、糖尿病、痛風、便秘などに効果が期待される 



 湯面では微かな硫黄臭が漂う。湯質はヌルヌルした非常に柔らかい肌感で、トロトロ感が楽しめる。       
 湯色は微白濁した透明度の高い、いわゆる「薬効の湯」と呼ばれるタイプの湯である。飲んでみると、
 若干の酸味と渋みを感じたが比較的飲み易い部類に入ると思う。



 露天には旅館をしていた時の湯船があり、今は使われていない。毎分60ℓの湧出量を考えたら
 ここを利用するのは無理なのかもしれないが、露天好きの僕は何とか活用してもらいたいと願う。

 平山温泉は約3年ぶりだったが、擦れの無い落ち着いた雰囲気と地域の方の温かさも
 変わらないそんな魅力が人気を支えているのだと今回の訪問で実感した。


《平山温泉元湯》情報

住所 熊本県山鹿市平山256

電話 0968 43 2041

営業 6:00~21:30

休み 不定休

料金 大人200円 小人100円




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満願寺温泉館

 

 満願寺温泉館
で入浴しました。



 満願寺温泉館は、JR阿蘇駅から車で40分。黒川温泉からは車で10分のところにある共同温泉。
 満願寺を流れる志津川河畔に建ち、1階に男女それぞれ2つの内湯がある。



 サッシの玄関を開け下駄箱に履物を入れて入館する。男女の浴場は固定式である。



 湯銭箱に入浴料を入れてから手前の小さい湯船か奥の少し大きめの湯船を選択して入る。
 泉質は変わらないが、時間があれば両方入浴して楽しんでもらいたい。



 こちらは奥の大きめ湯船。5~6人浸かる事ができる広さがあり仕切りで熱めと温めになっている。



 こちらが手前にある小さい湯船。3人が限度であろう。

 泉質は 単純温泉  源泉温度42.8度   源泉掛け流し式

 無色透明で無味無臭。 湯質も柔らかく万人向けする温泉といえる。



 温泉館の隣にある露天風呂「川湯」足元湧出の温泉で4槽に分かれている。
 湯温度はそれぞれ若干の違いがあるようで、真ん中2つの浴槽が一番高めの39度前後。



 両端の浴槽は温めで、主に地元の主婦たちが調理などの日常生活用として使われている。
 「日本一恥ずかしい露天風呂」と云われるらしく、男性でもグループでないと勇気がいる。

 この露天風呂の少し上流に混浴内風呂の「上の湯」があり、3つまとめて満願寺温泉という。
 温泉館以外は24時間入浴可能なので、夜など人目を気にしない時間帯なら楽しめるかも‥



 温泉館の横にある満願寺。文永11年(1274)の元寇の役の際、北条時定が国土安泰を
 祈願して建立した寺で、所蔵の北条3氏人物画は国重要文化財に指定されている。

 日頃の生活環境から離れて、快ストレスを受けるには最適な温泉地と僕は思った。


 《満願寺温泉館》情報

  住所 : 熊本県阿蘇郡南小国町大字満願寺志津

  電話 : 0967-42-1114(南小国町役場)

  営業 : 6:00~22:00

  休み : 無休

  料金 : 大人200円  小人100円

  公共駐車場から徒歩3分  ボディソープ・シャンプー・カラン・シャワーなし




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華まき温泉

 

 人吉温泉 「華まき温泉」で入浴。



 「華まき温泉」は九州の小京都と称される熊本県人吉市に平成3年にオープンした公衆浴場で、
 温泉町として歴史ある地の中では非常に新しい湯屋である。市街地から少し離れた田園地帯
 にあり、カーナビを頼りながら何とか到着することができた。



 オープン時間の訪問だったが既に3名の先客。1人が宮崎県、2人が鹿児島県からの来訪者。
 立ち込める湯気で解りづらいだろうが、湯船の広さは5名が限度。そこに巨漢の僕が加われば
 ギツギツ状態となる。



 泉質は ナトリウムー炭酸水素塩泉    旧泉質名 : 重曹泉
 源泉温度34.1度  PH値8.36    (低張性・弱アルカリ性・温泉)
 Na+:438.1      HCO3-:886.1  Cl-:68.2
 浴用として、切り傷、慢性皮膚病など、飲用では慢性消化器病や慢性便秘などに効果が期待される。

 湯温は37~38度で、今日は外気温が低かった為僕を含めた4人はなかなか湯船から出れなかったが
 幸いにも、温泉好きが揃っていたので情報交換の場としてとても有意義な時間を過ごさせてもらった。

 ここの温泉の特徴は何と言っても全身に付着する気泡。4人の身体に纏わり付き、飽和状態になれば
 皮膚から離れて湯面で弾けるので、無色透明なお湯が乳白色に見えるほどなので驚かされる。

 湯質も弱アルカリのトロミ感、+炭酸水素塩泉で典型的な「美人の湯」といえるだろう。
 


 湯上りに家族風呂を見せて頂いたが、湯口からの湯量は大浴場とそれほど変わらず湯船も小さめ
 なので少し熱めに感じた。今日はこちらが正解だったかもしれないが、気泡付着の限界温度値
 考えれば当然の温度であるわけで、これ以上加温したら気泡が付かなくなるし、源泉温度に近いと
 冷たすぎて入浴できない。「7月頃に本物が味わえますよ。」と泡友だちになった宮崎県人が嬉しそうに
 話していたのも、暑くなれば加温のない源泉をゆっくり楽しめる と言いたかったのだろう。



 敷地内には源泉をドバドバと放出しているところがあり、湯守の承諾が得られれば汲んで持ち帰って
 も良いようだ。



 壁に料金表が掲示されていたので参考までに。
 
 休憩室で受付に居た湯守の奥さんから、この湯屋を建てた経緯やご主人の苦労を厭わない愛着みたい
 なものを聞かせて頂いた時、僕らはこういう人達に喜びを恵んでもらってるんだとつくづく思ったわけで、
 僕が住んでいる大分県竹田市の隣町に娘さんが嫁がれていると聞いてより身近な存在となった。


 《人吉温泉「華まき温泉」》情報

  住所 : 熊本県人吉市下原田町嵯峨里1518
     JR九州肥薩線の人吉駅から車で15分くらいの所

  電話 : 0966-22-6981

  営業 : 10:00~22:30

  休み : 無休(大晦日のみ)

  駐車場約20台、家族風呂5室   シャンプー・ボディソープなし  ドライヤー有り




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プロフィール

HN:
takeさん
性別:
男性
職業:
嘱託職員
趣味:
温泉と食べ歩き
自己紹介:
温泉好きが高じて大分県に定住。麦焼酎とトマトとカボスがあればご機嫌な中年親父。スィーツも好きだけど、洋物より和菓子!
温泉ソムリエの認定を受け、温泉地の「温泉分析表」を見ながらの体感にハマってます。

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