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温泉ソムリエtakeさんの温泉日和

温泉はやっぱり活きているんだなということを最近つくづく実感しています。季節や時間帯、気象条件などで、入浴するたびに                  以前とは違う何かを発見し、ワクワクできる。そんな喜びと感動を求めてこれからも気ままにのんびりと入湯を楽しんでいきます。

   

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塚原温泉火口乃泉

 

 塚原温泉 「火口乃泉」 で入浴しました。



 標高1045mの活火山 『伽藍岳』 の中腹にある温泉で、強酸性泉として有名。



 受付を済ませ、今日は露天風呂で入湯をお願いした。



 受付から奥に進むと家族風呂の並びに男女の露天風呂がある。



 脱衣室はこんな感じ。



 露天風呂はこんな感じ。7~8名くらいが浸かれる広さで、薄いエメラルドグリーンの湯色。



 泉質は 酸性ー含硫黄・鉄・アルミニウムーカルシウムー硫酸塩泉
 源泉温度60.6度  PH値1.4  溶存物質8990㎎/㎏  (酸性・等張性・高温泉)
 +イオン   H:40.1  F:456  Al:295  K:64.1  Ca:51.0  Na:21.5  Mg:26.5
 -イオン   HSO4:4227  SO4:3152  Cl:2.0

 酸性濃度では、玉川温泉(秋田)に次いで日本第2位  (抗菌作用が強い)
 鉄イオン含有量では日本1位  (貧血、更年期障害、婦人病などに良い)
 アルミニウム含有量では日本第2位  (希少成分 酸性泉に属する)



 鉄分(Ⅱ・Ⅲ)がこれだけ多いとふつう湯色は茶褐色になるのだが、火口乃泉は水素イオン
 規定値1㎎/㎏の50倍という超濃度であることで本来の色付を失ってしまってるのだろう。
 また、酸化を助長する塩化物(Cl-)イオンも少量であることも要因といえる。同様アルミニウム
 水素イオンの個性に負けてしまっていて、白色微粒子は浮遊しているものの明礬泉の特色が少量。



 湯質の方は強酸性だけに痛いほどの刺激を覚悟していたが、思ったほど強くはなかった。ただし、
 背中にできたブツブツのかゆみが『一湯両断!』でなくなったのは抗菌力のお陰。やはり日本屈指の
 酸性泉は只者ではありません。湯面に漂う硫黄臭も完璧に温泉気分を盛り上げてくれる。

 飲泉すると、レモンをはるかに凌ぐ強烈な酸味に襲われる。あまり出くわす機会がない味の経験をした。
 


 受付横には内湯共同風呂がある。露天風呂は600円だが、ここは500円



 【奥にある離れ家族風呂】               【露天風呂の手前にある家族風呂】
 
家族風呂が5室ある



 今日は小雨が降り続く生憎の天候であったが、霞む自然の中で開放感を存分に満喫でき、

 玄人好みの本格温泉を頂戴しました!


 《塚原温泉火口乃泉》情報

  住所 : 大分県由布市湯布院町塚原1235

  電話 : 0977-85-4101

  営業 : 【 6~9月 】 9:00~19:00
       【10~5月 】 9:00~18:00

  休み : 年末年始 積雪時

  料金 : 内湯風呂  大人500円  小人200円
        露天風呂  大人600円  小人200円
        家族風呂 2000円/時   ※離れ家族風呂は2500円





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HN:
takeさん
性別:
男性
職業:
嘱託職員
趣味:
温泉と食べ歩き
自己紹介:
温泉好きが高じて大分県に定住。麦焼酎とトマトとカボスがあればご機嫌な中年親父。スィーツも好きだけど、洋物より和菓子!
温泉ソムリエの認定を受け、温泉地の「温泉分析表」を見ながらの体感にハマってます。

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