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温泉ソムリエtakeさんの温泉日和

温泉はやっぱり活きているんだなということを最近つくづく実感しています。季節や時間帯、気象条件などで、入浴するたびに                  以前とは違う何かを発見し、ワクワクできる。そんな喜びと感動を求めてこれからも気ままにのんびりと入湯を楽しんでいきます。

   

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人吉「新温泉」

 
 
 熊本県人吉温泉 「新温泉」 で入浴しました。



 人吉温泉は、熊本県の南部にあり、宮崎と鹿児島の県堺に位置する相良藩700年の城下町。
 中心部には「日本三大急流」の1つ清流球磨川がせせらぎ、球磨焼酎の本場としても有名である。
 「新温泉」は温泉街の中心地にあり、地元の人が通う昭和初期創業の大衆浴場だ。



 歴史を感じさせるレトロな脱衣室。丸い籐籠や定番の貫目秤、古あんま機が飾り気なく置いてあり、
 ギシギシと軋む床板が、公衆浴場に来たんだという哀愁ロマン気分を盛り上げてくれる。



 「女将さん時間ですよ」を連想させる現代版がここにあった。

 先代が生前2つの浴場を経営していて、最初にできた温泉場が「昭和温泉」(今は廃業)、
 その次にできた浴場なので「新温泉」と命名されたんだと教えて頂いた。



 浴場内にはコンクリートでできた2つの浴槽。左側が熱湯で深く、右側がヌル湯で浅い。
 床もコンクリート打ち。どちらも析出物により黒々とした年月の証が刻まれている。



 木製のアーチ型天井。これのお蔭で浴場に圧迫感をまったく感じない。両脇を鉄骨で
 支えられながら、創建当時の勇姿を見せてくれている。



 浴場から見た叙情を感じる格子戸。何枚か残る作りガラスも良い。



 泉質は 単純温泉     源泉温度42度?  PH値? 溶存物質?
 トロリとしたヌルつきがある半透明でコーヒー色した湯色。若干の塩味と炭酸味、そしてモール臭が
 感じられるので、分析表はなかったが炭酸水素塩泉に近い弱アルカリ性の単純温泉ではないか
 と推察される。



 湯船の温度は40度前後とゆっくり浸かることができる。周辺での乱掘削の影響などで
 湯量がめっきり減少したため、午後からの営業を余儀なくされてしまったらしいが、
 これからもこの浴場をなんとか守っていただけるよう頑張ってほしいと願うだけである。


 裸電球が玄関を照らす長年大切にされてきた公衆浴場

 今日も味わいを醸す温泉を頂戴しました!



 《人吉「新温泉」》情報 

  住所 : 熊本県人吉市紺屋町80ー2 電話  0966ー22ー2020  

  営業 : 13:00~22:00  

  休み : 第1月曜日  1月1日  

  料金 : 大人300円 小人120円   





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takeさん
性別:
男性
職業:
嘱託職員
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温泉と食べ歩き
自己紹介:
温泉好きが高じて大分県に定住。麦焼酎とトマトとカボスがあればご機嫌な中年親父。スィーツも好きだけど、洋物より和菓子!
温泉ソムリエの認定を受け、温泉地の「温泉分析表」を見ながらの体感にハマってます。

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