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温泉ソムリエtakeさんの温泉日和

温泉はやっぱり活きているんだなということを最近つくづく実感しています。季節や時間帯、気象条件などで、入浴するたびに                  以前とは違う何かを発見し、ワクワクできる。そんな喜びと感動を求めてこれからも気ままにのんびりと入湯を楽しんでいきます。

   
カテゴリー「阿蘇温泉郷」の記事一覧

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しらはなシンフォニー

 

 山川温泉 「しらはなシンフォニー」 で立ち寄り入浴。



 山川温泉は、熊本県阿蘇郡の北端、大分県との県境に拡がる「わいた温泉郷」のひとつ。
 「しらはなシンフォニー」は、立ち寄り入浴が4時間限定にもかかわらず、硫黄臭漂う乳白色の
 露天風呂を目当てに全国から多くの温泉ファンが訪れる人気の温泉宿である。



 温泉の種類は男女の内湯と、貸切露天風呂2、男女露天風呂があり、今回は露天風呂入浴を
 お願いすると、感じの良い女将さんが場所まで案内してくれた。



 露天スペース脇にある脱衣棚。目に入ってくる露天風呂と硫化水素臭に気持ちが早りまくって
 居ても立ってもおれず衣類を脱ぎ捨て戦闘モードに突入!



 これが露天風呂である。乳白色というより、澄んだコバルトブルー色の中に大量の白い湯の花が
 浮遊している極上の温泉といったところだ。



 泉質は カルシウム・ナトリウムー硫酸塩・塩化物泉   旧泉質名 : 含食塩ー芒硝・石膏泉
 源泉温度53度   溶存物質1035㎎/㎏   源泉掛け流し   (弱酸性・低張性・高温泉)

 浴用として、動脈硬化症、切り傷、慢性皮膚病、じんましんなどに効果が期待される。
 飲用として、胆石症、肥満症、糖尿病、慢性便秘、痛風などに効果が期待される。



 湯船の中には湯の花がビッシリと沈殿している!



 身体を動かして攪拌すると大量の粒子となって舞い上がる。



 硫黄臭のある固形物を上手に掬ってみる。泥質ではないので揺らすと指の隙間からサラサラと
 こぼれ湯中でキラキラ輝くのだ。これが「しらはな交響曲(シンフォニー)」の名の由来なのだろう。



 弱酸性らしい硬さも感じられたので、湯あたりをしないように休憩を挟みながら良泉を味わった。
 湯口付近は源泉掛け流しのためさすがに熱いが、15名くらい浸かれる広さがあるので好みの湯温の
 場所を見つけて名湯をゆっくり堪能して頂きたい。

 卒業旅行だろうか、4名の青年達が入湯にきた。独占状態で思う存分楽しませてもらったので、
 若人に場所を譲って山川温泉での入浴をここでお開きとした。


 《山川温泉「しらはなシンフォニー」》情報

  住所 : 熊本県阿蘇郡小国町北里1346-1

  電話 : 0967-46-3497

  営業 : 11:00~15:00

  休み : 不定休

  料金 : 大人500円  小人300円

  宿泊 : 1泊2食 9500円~   イン 14:00~   アウト 10:00
        
  駐車場 ・ ボディソープ ・ シャンプー ・ ドライヤー有り




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岳の湯温泉「ゆけむり茶屋」

 

 岳の湯温泉 「ゆけむり茶屋」 で入浴。



 岳の湯温泉は、熊本県の北東部小国町と大分県境にある湧蓋山の山麓にあるわいた温泉郷
 の1つで、「ゆけむり茶屋」はその名が示すとおり、湯煙に包まれた処にある公営温泉施設である。



 温泉地らしい硫黄臭漂う温泉好きには生唾物の雰囲気。水蒸気を使った蒸し器がいたる所に有り、
 地元の方が生活用具の一部として利用されているようだ。



 正式名称は、岳の湯温泉館御食事処「ゆけむり茶屋」で、入浴がセットになった1000円の
 定食がお得内容で評判らしい。玄関にはゴリラの立派な作り物。「豊礼の湯」で見た
 ゴリラの前作として置かれていたようだ。



 中部はいかにも茶屋らしい落ち着ける雰囲気で、農産加工品を中心にした売店や、休憩所、
 食堂、観光案内スペースなどが配置されている。



 湯屋は別棟になっていて、浴場は男女固定である。



 脱衣室は明るく衛生的。ドライヤー、ヘルスメーターが完備。



 茶屋同様に湯屋も全体に煤けた木梁が使用され、趣たっぷりである。



 浴場には15名くらいが浸かれる湯船と、温泉蒸気を利用した蒸し湯、水風呂と洗い場があり、
 ボディソープ、リンスインシャンプーも備わっていた。



 泉質は ナトリウムー塩化物泉     旧泉質名 : 食塩泉
 源泉温度97.8度  PH値8.59  溶存物質2445㎎/㎏  (アルカリ性・低張性・高温泉)
 Na+:786.1  k+:84.6  Ca+:27.7     Cl-:1246  SO4-:75.0
 浴用として、切り傷、慢性皮膚病、婦人病など、飲用として消化器病などに効果が期待される。

 湯温は41度前後で丁度良い湯加減。肌への刺激も少なく入湯しやすい温泉といえる。塩化物らしい
 温もり感としっとり感が味わえる無色透明でほぼ無臭の温泉だ。但し、掛け流し温泉だが高温の為
 かなりの量で加水調整せねばならず、純泉質を味わえないのがちょっと残念であるが致し方無い。

 利用者が多かったので撮影できなかったが、珍しい「天然蒸し湯」は本当に気持ちよかった。
 肌を優しく潤してくれ、含有塩分による発汗作用で心地よいサッパリ感を味わえた。

 湯煙る山里にある湯治場の雰囲気そのままの温泉地。

 今日も温泉気分を味わいました!


 《岳の湯温泉「ゆけむり茶屋」情報

  住所 : 熊本県阿蘇郡小国町大字西里岳の湯

  電話 : 0967-46-5750

  営業 : 10:00~21:00    食堂 11:00~18:00

  休み : 毎週木曜日(祝日は営業)

  料金 : 大人500円  小人250円




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共同浴場大阿蘇

 

 内牧温泉 「大阿蘇」 で入浴。



 大阿蘇は、阿蘇の雄大な風景を眺めながら湯を楽しめる熊本県阿蘇市の内牧温泉にある
 共同浴場の1つ。



 浴場は隣接する「民宿大阿蘇」が運営管理している。



 浴場は男女固定式。入口に5~6台分の無料駐車スペースがある。



 無人のため、料金入れにお金を投入するシステム。硬貨が落ちる際、チリン と鈴音が鳴る。
 脱衣室は共同浴場らしいシンプルな木製棚のみだが清潔感がある。



 浴槽は4名が浸かれる広さで、長方形のシンプルな形。ボディソープやシャンプーはない。
 天井が高く、サッシの擦りガラス窓を広く配しているので非常に明るく圧迫感がない。



 泉質は ナトリウム・マグネシウムー硫酸塩泉    旧泉質名 : 含正苦味・芒硝泉
 源泉温度44.5度   PH値6.87    (低張性・中性・高温泉)
 Na+:275.2  Mg+:72.2  Ca+:93.5  SO4-:795.8  Cl-:126.9  溶存物質1782.6
 浴用として、高血圧症、動脈硬化症など、飲用としては胆石症、慢性便秘などに効果が期待される。

 色は透明感のある薄青気味で、硫化水素臭が感じられる。飲泉すると、金気味と薄塩味、Mgの
 苦味があるが、比較的飲み易い部類だと思う。湯温も41度前後、肌にもそれほど刺激を感じないので、
 日常的に浸ることができる温泉といえるだろう。もちろんナトリウム成分が豊富なのでよく温まり、
 保温効果も長く続くので今の時期には最適な源泉掛け流しの温泉である。

 100円 でこんな良泉を使える地元の方が本当に羨ましい。

 おかげで今日も疲れを取ることができました!


 《民宿大阿蘇》情報

  住所 : 熊本県阿蘇市内牧135
        JR豊肥本線阿蘇駅から車で約10分

  電話 : 0967-32-0157

  営業 : 7:30~22:00

  休み : 無休

  料金 : 100円




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豊礼の湯


 岳の湯温泉 「豊礼の湯」 で入浴しました。



 岳の湯は熊本県阿蘇の北端、大分県との県境に広がる「わいた温泉郷」の1つ。豊礼の湯は
 鮮やかなコバルトブルーの湯と、露天から観る雄大で美しい景観が温泉好きを虜にする、絶対
 外すことのできない温泉施設なのだ。



 施設内には熊本県のご当地ゆるキャラ「クマモン」?が鎮座していた。



 宿泊者と立ち寄り入浴者を受付する管理棟。ここで入浴料500円を支払い露天風呂に向かう。



 途中には宿泊者・入浴者が無料で使用できる「蒸し器」が大量の蒸気を噴上げていた。
 材料は持ち込みOKで、鶏肉・ソーセージは売店で販売しているらしい。入浴前に玉子やさつまいも
 などを入れておくと湯上りに楽しめそうだ。



 これが天然自噴温泉100%の展望大露天風呂である!
 泉質は ナトリウムー塩化物泉    旧泉質名 : 純食塩温泉
 源泉温度96.5度  PH値8.3  溶存物質2805㎎/㎏  (弱アルカリ性・低張性・高温泉)
 Na+:776.9  Cl-:1432

 浴用として火傷、慢性皮膚病、慢性婦人病など、飲用では慢性消化器などに効果がある。



 15名まで浸かれる広さ。湯面には硫化水素臭が漂う。飲泉すると、塩味と渋みを感じた。
 注入温度は非常に高く、湯口付近はかなり熱いが、湯船全体は41度前後で適温。



 青く深みある濁り湯は、硫化水素と塩化ナトリウムが影響し合って色づいたのだろう。自然光により
 一層魅惑的に映える。



 「小国富士」とも称される涌蓋山(わいたさん)を借景した素晴らしい眺望に思わずハッと息を呑む。
 眼下に広がる木々の谷も何故かのどかで美しい。ずっと浸かっていたいと誰しも必ず思う温泉だ。



 露天風呂からこんな風景も見れます。



 大露天風呂のほか、コインタイマー式の24時間使用できる家族風呂があり、お金を投入すると
 その都度新鮮なお湯がドバッと入れ替る優れもの。
 満天の星を眺めながら真夜中に家族風呂に浸かる、想像するだけで温泉好きには生唾物だ。

 湯けむりたなびく山里の温泉地で

 神秘的な色を持つ良泉頂戴しました!


 《豊礼の湯》情報

   住所 : 熊本県阿蘇郡小国町西里2917

   電話 : 0967-46-5525

   営業 : 8:00~20:00   家族風呂は24時間

   休み : 年中無休

   料金 : 大露天風呂大人500円  小人200円
         家族風呂6室 800円/1H  家族露天風呂 1200円/1H  檜家族露天 1500円/1H

   宿泊 : 素泊まり大人3800円~  部屋数14室  イン15:00~  アウト11:00

   備品 : 全室テレビ・冷蔵庫付 食料持込可(自炊可) 石鹸のみ浴場有り





     


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地獄温泉「清風荘」


 
今日は地獄温泉 「清風荘」 で入浴しました。



 小雨降る生憎の天気。昨年7月の九州北部豪雨の被害で、阿蘇火口から15分で行ける道が通行止め。
 そこで今回は高森町から広域農道を経由して走ってみた。山にはご覧のような雲(ガス)が‥‥



 標高750mの地獄温泉に到着すると案の定、湯宿や周辺は濃厚なガスに包まれていた。
 だが、県外車でほぼ満車状態の駐車場に漂う強烈な硫黄臭を嗅ぎ、気持ちがドカンと高鳴る。



 侘び寂び感漂う本館で受付を済ませ、まずはにごり湯の露天風呂「すずめの湯」に向かう。



 ガスを掻き分け?進むと「すずめの湯」の案内板。階段を下っていくと眼下に湯場が見えてくる。



 降り着くと、いかにも湯治場といった風情ある脱衣場があり、手前の重々しい男性扉を開けて入る。



 室内には内湯があり源泉は露天と同じ。露天風呂が混浴となっている故の配慮なのだろうか。



 露天風呂は熱い湯もぬるい湯も入湯者でいっぱい!流石である。ペットボトル片手に入浴する
 人達が目に付く。療養で湯治滞在している方々のようだ。
 バスタオルで身体を隠し、浸かる直前に外して入浴する数名の女性も居る。混浴温泉での礼儀、
 入湯者への配慮。撮影もNGなので、出来るだけ迷惑をお掛けしないよう気を使ったつもりですが‥

 清風荘には3本の源泉が引かれており、「すずめの湯」も独自の源泉。
 泉質は 単純酸性硫黄温泉(硫化水素型)      旧温泉名 : 硫化水素泉
 源泉温度66.8度 PH値 2.7  硫黄臭のある灰白色のにごり湯   (酸性・低張性・高温泉)
 注入温度50.8度  あつめの湯 ぬるめの湯があり、好みで楽しむことが出来る。

 

 足元湧出泉なので、底部から常にプクプク、パチパチと硫化水素ガスが泡となって弾けている。
 この弾ける音が、雀の囀り(さえずり)に似ていることからこの名が付いたと云われてるようだ。
 自然木を湯渕として囲い、ぬるい湯は40度前後なのでゆったりと長湯できる。



 あつめの湯。こちらは45度前後の湯温があり、湯渕には温度調節用の水蛇口が引いてあった。
 底部は熱湯、温湯どちらも石が敷き詰めてあるので、足元が見えないだけに少し注意が必要かも。

 浴用として、慢性皮膚病、動脈硬化症など、飲用では痛風や糖尿病などに効果が期待できる。
 飲泉すると強烈な渋味と酸味があり、食道から胃壁にかけて感じる硫化水素の刺激に咽せこんだ。
 沈殿した析出泥が底の一部に溜まっていて、脚や腕などに擦り付けたりして楽しむことができる。



 あつめの湯の上には源泉と思しき湯溜まり。そこから湯道を通って「熱い湯」に注がれていた。

 「すずめの湯」 を1時間半楽しませてもらい、次は「元湯」と「露天風呂」をパスして「新湯」に向かう。



 「新湯」は以前来た時に入湯できなかった湯屋で、来館した目的のひとつでもある。
 泉質は 単純酸性硫黄温泉(硫化水素型)      旧温泉名 : 硫化水素泉
 源泉温度45.3度  PH値2.5   硫黄臭のあるにごり湯   (酸性・低張性・高温泉)

 

 4~5名が浸かれる広さの湯船で半露天になっている。湯温は40度位で丁度良い湯加減。
 「すずめの湯」よりやや淡青白色の大人しい湯質で、微細な白い湯の華が湯中で乱舞している。
 成分表によると、規定値に達しない微量のラドン(0.88マッヘ)も含有しているようだ。



 あと戻りして「元湯」と「露天風呂」で入浴する。 両湯とも同じ源泉を使用している。

 泉質は 酸性単純温泉         旧温泉名 : 単純泉
 源泉温度61.0度  PH値2.4   硫化水素臭のあるにごり湯   (酸性・低張性・高温泉)
  
 「元湯」も男女露天風呂も入湯者でいっぱい。浸かるとこの湯が肌に一番刺激を感じた。
 撮影のチャンスを狙って粘ってみたが断念。刺激の強い泉質に身体もさすがに変調気味である。
 
 帰りに立寄る予定だった垂玉温泉「山口旅館」も今回は見合わせ、濃霧の中ぼちぼちと帰路についた。

 秘湯の中の名湯に酔いしれること約3時間。

 地獄で極楽を頂戴致しました! 



 《地獄温泉「清風荘」》情報

  住所 : 熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陽2327
        九州自動車道 熊本ICから車で45分

  電話 : 0967-67-0005

  営業 : 午前8:00~20:00  ※ 「すずめの湯」は 20:30~21:30 宿泊女性専用となる
                      また、週に一度ポンプで抜き換え清掃があるので確認必要
  
  休み : 無休

  料金 : 大人600円  子供300円

  浴場 : 男女別内風呂(元湯) 混浴露天風呂(すずめの湯)、男女別内湯(すずめの湯)、
        男女別露天風呂、男女別半露天風呂(新湯)、家族湯2   計11

  宿泊 : 1泊2食付き 6450円~  湯治棟にて素泊まりもできる

  アメニティ  元湯のみシャンプー・ボディソープ・シャワー完備







  

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プロフィール

HN:
takeさん
性別:
男性
職業:
嘱託職員
趣味:
温泉と食べ歩き
自己紹介:
温泉好きが高じて大分県に定住。麦焼酎とトマトとカボスがあればご機嫌な中年親父。スィーツも好きだけど、洋物より和菓子!
温泉ソムリエの認定を受け、温泉地の「温泉分析表」を見ながらの体感にハマってます。

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